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ネパールへの旅報告と御歳暮のお知らせ

2024.11.15

いつもご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。

実は私事ですが七十歳記念にネパールのアンナプルナトレッキングの旅に行ってきました。

ツアーを計画してくださった方はネパールに九年間在住したことのあるネパール通。
私は山登りについてはド素人。
飛行機を乗り継いでネパールへ入国。
初日に宿泊したカトマンズのホテルは超デラックスで食事も美味しく、気分は上々。
しかし、翌日は本来の目的である山頂を目指し先ずはバスで移動。
昭和三十年代を彷彿とさせるバス、
凸凹道だけならまだ我慢できますが、
崖に面した細い道は車は一台しか通れない。
タイヤは後数センチで崖に墜落しそうな絶体絶命の恐怖。
しかしながら、運転技術はさすが。
そんなバスに揺られること二時間、目的地へ到着。
そこからは徒歩の移動です。まずは長い長い吊り橋。
その高さはもし落ちたら即死。ガイドさんのリュックにつかまって、そろりそろりと歩く。
そのあとは肉体と気力への挑戦です。
長い石段を上ったり、下りたり、寒暖の差も激しく、途中では雨にうたれるなど、
私の想像を遥かに超えた大変な旅でした。
それでも、このネパールの旅は感謝の旅でした。
足が痛くて歩けない私に「礼子さんの痛みわかります。私も痛いから」と言ってマッサージしてくれた整体師の方、
高山病にならないよう、「ゆっくりゆっくり」と先導してくださった氷河の先生、
リーダーに「大丈夫!頑張れる?」と叱咤激励されるなどなど二十人の仲間に助けられて、
遂に六日間を経て標高四千百三十メートルに位置するアンナプルナベースキャンプに到着しました。
そこでは私を囲むように聳える、七、八千メートル級の山々が一斉に「ようこそ」と微笑んでくれました。
山々のあまりの神々しさに手を合わせたその時、
私を快く送り出してくれた家族や豆撰スタッフの顔が次々と浮かんできました。
私はありがとうと手を振りました。

私にとって、この旅の意義は、何気ない日常がどんなに大切なことで幸せかと知ることでした。

そして今年も皆様に、皆様の大切な方々に、感謝の気持ちを込めて栃尾の油揚げをお届けしたいと思っております。

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追伸 豆撰ブログにネパールの思い出を覚え書きしております。ご覧いただけたら幸いです。

多田礼子